文章の色、温度
人それぞれ、文章の個性が愛おしい。
詩的な表現な豊かな人、句読点をあまり使わない人、改行へのこだわり、展開(見せ方)がものすごく上手な人、話すように書く人、独特の擬音、ひらがなとカタカナと漢字と記号、短い文章、読む人に寄り添う文章、色や温度を感じる文章、人物とギャップのある文章…
好きだと感じた文章は何度も噛みしめるように読む。
人がどんな言葉を話すのか、どんな文章を書くのかとても気になる。
なので、みんながTwitterやブログなどを当たり前に利用していて、たくさんの言葉を見せてくれている世界をとても嬉しく思う。きっと少し前だったら、あの人の書く言葉・頭の中が見たいとどんなに願っても見られないことがあったでしょう。
わたしはわたしのために、立派ではない文を書いている。
自分の文にはどのような個性があるのかわからないけれど、あまり語彙力と詩のセンスがない分、自分にも読んでいる人にもわかりやすい言葉で書くように心掛けているつもりだ。(うまくできてないかもしれないけど…)
ノーマルであまり特徴がないのが寂しく思えて、最近はインターネットにいる女の子たちの文章を観察しながら読んだりしている。きちんと整えられたきれいな文章より、たまには自由な個性が楽しい。
だけど結局、わたしは自分の書く文章がちょっと好きかもしれない。好きというか、好きなタイプかも。
さっき書いたように、語彙力も構成力も表現力もない、まだすごく小さな三角形だけど…。
いっぱい人の文章や本を読んで勉強したい です。
今日の1枚。
「おもしろ古本市」で買った本。
『うみべの女の子』と『東電OL殺人事件』を選んだらお店の人に褒められた。
オススメの詩歌集を聞いたら、種田山頭火について書かれた本をくださった。
種田山頭火は自由律俳句で有名な俳人らしい。本を開いて1ページ目に「酔うてこほろぎと寝てゐたよ」という句。秋の冷たい夜空が見えるようだった。
服を買いに高円寺へ。
「未完成」に行ってみたら今日は休業日のようで、シャッターが下りていた。
ふと向かいにあるパンディットの建物を見ると、階段の下の看板に「2階奥 おもしろ古本市」の文字が。
う〜ん。
面白そうだけど、本はたくさん買ったばかりだ。お店に入ったらまた本を買うことになるだろうし行くのは辞めておこう。
と思いつつも、入店してしまった。
入ると、知り合い同士のちょっとした集まりみたいになっていて「うわ… やっぱり入るべきじゃなかったか。なんか1冊選んでさっさと帰ろう…」と一瞬後悔したけど、結果入って良かったし楽しかったな。
缶ビール片手に接客していた、店主のコマツさんという方がすごく面白かった。服屋(今日は古本も売ってたけど普段は服屋)なのに堂々とお酒を売ってるし、みんな飲んでるし、ちょっと変わったこのお店に吸い寄せられるように常連らしき人が次々とやって来た。
気付いたら1時間くらい経っていて、本も服も買っていた。
手作りポイントカードが可愛いでしょう。
(めっちゃ買ってるのがバレる…)
イギリスの旅行記は、書き始めたら結構大変だったので7月中のどこかで書くことにしました。楽しみにしてた人いるのか不明ですがすみません…