夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

人間関係不得意だしお店屋さんになりたい

 

先日行った、高円寺の「デアデビ」という服屋でのこと。

natsuno-soucho.hatenablog.com

 

わたしは服屋さんだと知らず、偶然開催されていた「おもしろ古本市」目当てに入ってみた。そこの店主・コマツさんのキャラクターがなかなか強烈で、ビール片手にお客さんと楽しげに話していた。

 

 

その中で、気になる発言があった。

 

「人にベタベタするのは好きじゃないけど、話すのは好きだから店で人と関わるくらいがちょうどいいんだよ」

 


って、

 

他のお客さんと話しているのをわたしは盗み聞きしていたんだけど。
 

 


そういうことを考えたことがある。

 

わたしは人付き合いがあまり得意ではない。
でも人のことは好き。できるだけ色々な人に会いたいし、話してみたいとは思っている。

しかし、新しい人と仲良くなることも、仲良し関係を持続させることも、悲しいことにどちらもとても下手なのだ。

 

思ったこと。


大人になると、人と自然に友だちになる機会が減るので、新しく関係を構築したり持続させるために必要な“場”は、自分で作ったり見つけたりしなければならないということ。たぶん。全員知ってることかもしれないけど、間抜けなわたしはさっき気づいたのです。

 

そう考えると、学校やアイドル活動など、人の集まる場所が勝手に用意されているものは楽だった。

 

クラスがあって、同い年のクラスメイトと毎日同じ教室で同じことを学んでいるうちに、自然と友だちになる。学校に行けば友だちがいて、共通の話題で盛り上がったり放課後は一緒に遊びに行ったり。

まあ、わたしはそんな学校が嫌いだったんだけど。

(友だちはいたけど、強制的な時間割で物事が進められていくのが嫌すぎて駄々こねてた…情けない)

 

大学からはクラスがなくなるため、小中高よりも友だち作りのハードルが上がる。わたしは大学内にあまり友だちがいなかったけど、代わりにアイドル活動が人との良い交流の場になっていた。


まず、レッスンやライブがあればメンバーと無条件で会うことができる。
無条件という言い方はおかしいかもしれないけど、個人的な約束をしなくても、毎日のように人(運営の方)が用意してくれた場で、素晴らしき美少女たちと会って話せてしまう。なんて素敵。

 

それはファンの人たち対しても同じだ。

ライブやイベントという場があれば、直接会って会話ができる。1人と一度に話せるのは1分半程度だったけれど、年齢も住んでる場所も職業もバラバラの人のたちと出会えることにわたしは大きな価値を感じていた。

 

それは居場所とは少し異なるけれど、アイドル活動を辞めてからも、しみじみと“場”の有り難さと快適さを噛みしめている。

 

(人が集まる“場”と居場所は似ているし、人によっては場=居場所なのかもしれないけど、わたしにとっては違う。わたしは居場所というものをあまり意識したことがない。強いていうなら、自分の中や自分の存在自体が居場所という感覚があるので、個人的には 場≠居場所だと捉えている)


 大人になると、友だちとの“場”を自分で作ったり見つけたりしなければならない。それは1対1の関係でも、サークルでも、習い事でも、ライブハウスでも。

選択肢はたくさんあるはずなのに、わたしはどれもうまく選べない。

 

特に1対1で人と遊ぶ時には、多くの場合は自分自身が“場”にならなければならない。

例えばディズニーランドに行くとしたら、ディズニーという目的が中心であり“場”になるけれど、わたしと会うこと自体が目的だと、自分自身が“場”にならざるを得ない。そのことがわたしが人付き合いが苦手な原因の一端を担っているような気もしている。

 

わたしは、自分だけが“場”になることに重荷を感じることがある。たまに。

 

アイドルでも、自分自身が場になるという点では同じだ。しかし、1対1でファンの方とは接していてたとしても、周りには他のメンバーやスタッフの方がいるし、なにより大抵はライブハウスなどの誰かが用意してくれた場所があるから、自分自身が場になる心持ちの負担が軽減される。個人的な遊びよりも開かれているから気が楽だったのだ。

 

それに対して、自分自身が“場”になるのはわたしには大役な気がしていた。遊んでいる時は楽しいので“場”がなんだって気にならないけど、やっぱり人を遊びに誘うのは少し緊張してしまう。でも人と仲良くなりたい。だけどいろいろと不器用。

 

最初の話に戻るけど、人間関係はあまり得意ではないけれど人は好きなので、自分がお店屋さんになれば気楽に人と会ったり話せたりして楽しそうだな〜と思ったりしていた。

お客さんの中にはわたしと話すことを目的にやってくる人もいるかもしれないが、“場”の割合を自分が100%担わなくて済むからきっと楽だろうし。

 

(中野ロープウェイのイトウさんみたいになれたら最高)

 

でも結局は自分がうまくできないことを、お店屋さんだったらいいのにな〜、と現実逃避しているだけなのでした。甘いね。

 

今年の目標のうちの1つが「友だちを2人増やすこと」なのだけど、残り半分以下になった2020年にあとどれくらいの人と出会えるでしょうか。

 

というか、もし今現在お友だちの方やこれからお友だちになる可能性のある方がこのブログを見たら今後一切遊びに誘ってもらえなくなりそうだし、わたしから誘っても遠慮して断られそうで怖いんだけど、不器用なだけで人は好きだし仲良くなりたいんです。急に海とか行きたいし。(いや、やっぱり突然の海はいいや…)

 

そして今思ったのだけど、自分が“場”になるとかね、偉そうなんですよ。大役とか考えてしまうことも失礼だし気持ち悪すぎる。わたしに会いたいことが目的で遊びに誘ってくれている場合でも、誰もわたしに面白味とかそんなに期待してないから!!大丈夫!!!このブログやばいね

 

 


おまけ

もしわたしがお店をやるなら、好きな本やCDをたくさん置きたいし、本を読みながらくつろげるカフェみたいなスペースも作りたい。傘の貸し出しサービスもする。そして雨の日はポイント2倍にする。

 


結局これはなに屋?

 

 


今日の1枚。

 

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薄いハンカチに裏写りしてしまったスーパー玉出の残像。お母さんのハンカチなんだけど。

 

今日クリーニング屋さんに冬物を出しに行ったら、お店のおばちゃんがコテコテの関西弁で接客してくれてとても良かった。