夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

ちょうど良い9月

 

9月1日

母と怖い映画を観て、

少し買い物をしてカラオケにも行った。

 

映画はあまり怖くなかった。

ドキッとした部分はあったけれど、鳥肌の立つような怖さはなかった。元々原作の人の話やネット記事が好きで観に行ったので、文字の世界から感じた時と同じレベルの空気の恐怖を求めてしまっていた。

 

カラオケでは、歌おうねと約束していた「NiziU」の曲をたくさん歌った。わたしは母がファンだった影響で「Niji Project」をずっと見ていたので、今珍しく世間の話題について行けている。

同じ曲を何度も2人で歌ったり、気持ち良いパートをバシッと歌ったり、推しのパートをお互い譲り合ったり、NiziUあるあるを話したりして、かなり楽しかった。母もすごく楽しそうにしていた。

 

女子高生の夏休みみたいでしょう。

実際は20代と50代だけど。

 

カラオケで1時間半歌って、父の晩ごはんの時間に間に合うようにスーパーでお惣菜を買ってから家に帰ったら、すごくちょうど良い時間だった。

映画の時間もちょうど良かったし、カラオケの時間もちょうど良かったし、駐車場の時間も帰る時間も、全てをちょうど良く過ごすことができた。

 

9月の初日から、こんなにもちょうど良く過ごすことができるなんて。幸先の良いスタート。

今日楽しかったね、また行こうねと話したのも良かった。友だちと楽しく過ごし「楽しかったね」と話す時とはまた違った、ほんわかした高揚感があった。

 

 

9月2日

今日も良い日だったと思う。

朝早くに用事があったので出かける。

 

井の頭線沿線での用事が済んで、帰りに吉祥寺に寄りたかったので用事のあった駅から吉祥寺まで、寄り道しながら2時間弱くらい歩いた。

これは電車賃をケチりたかったのではなく、はじめは軽い気持ちで散歩を始めたのに、途中から意地でも吉祥寺にたどり着くまで歩いてやる…となった結果のロング散歩。

 

無事に徒歩で吉祥寺にたどり着いた。

駅周辺のお店に入ったり、適当に歩いた。

 

キラリナの地下のダイソーをちょっと見て、エスカレーターで地上に上がってパッと顔をあげたら、急に楳図かずおがいたので驚いた。

以前も吉祥寺で遠くから歩いてくる楳図かずおは見たことがあるけど、いきなりの楳図かずおはちょっと心臓に悪い。びっくりした。

 

だけど、わたしにとって楳図かずお先生の目撃は縁起の良いことだと勝手に思っているので、今日はとても良い日ということになる。

 

有名な人をどこで見たとか、インターネットに書くのは良くないことだけど、彼の場合はWikipediaに「吉祥寺南町に住居兼オフィスを構える」と書かれているので、多少は書いても大丈夫でしょう。

 

ここ数日のわたしはなんと空腹を感じる。素晴らしい。最近は長いこと夏バテで全く食欲がなく、1日1食でも食べることが苦痛だったから、空腹を感じるだけでも元の食欲に戻れる希望になる。

季節が進んだことを自分のお腹で感じた。

 

帰宅したお昼過ぎにお腹が空いたので、素麺を茹でることにした。そして素麺を茹でてから気づく、麺つゆがないことに。

一瞬絶望しかけたけど、母がだしと醤油をお湯で割って即席麺つゆを作ってくれた。

 

しかし即席麺つゆは味が薄く、おまけにぬるかった。そのせいか素麺はあまり美味しくなかった。

お正月に登場しそうな何かの汁くらい味が薄かった。本当にお正月系の汁だったら納得して食べられたけれど、素麺の麺つゆなのでやっぱり美味しくなかった。

 

少しでも味を付けようと、薄い麺つゆに浸した素麺にツナ缶のツナを乗せて味変を試みた。

化学反応は起こってくれなくて、ただただ、味の薄い素麺とツナ、だった。

 

近頃のわたしは素麺運がない。

 

この間は「家事ヤロウ!」で紹介されていた、素麺にオリーブオイルとツナ缶を混ぜ合わせるレシピが美味しそうだったので真似したら、何を間違えたのか、とても美味しいとは言えない微妙な素麺になった。

(おそらく敗因は太めの素麺を使ってしまったことだと思われます)

 

そんなこんなで素麺に2連敗中。

いまの暑さが去る前に、一度で良いから美味しい素麺が食べられますように。

 

 

 

今日の1枚。

 

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浜田山南レンガ通り商店街マップ