夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

住宅街から鬼がいなくなった朝

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「脱衣所が寒いから嫌だな…」と思ってお風呂に入るのが遅くなったし、「脱衣所が寒いから嫌だな…」と想像してお風呂を出るのが遅くなった。実際に脱衣所は寒かった。

こんなことなら、脱衣所がなくなってしまったほうが良いんじゃないか。脱衣所さえなくなれば、寒い思いをせずに暖かい部屋に直行できる。そうしたら入浴時間も短縮できるし、節水にも繋がって、時間とお金の有効活用ができる。良いことしかない。と極端な考えに至った。

今まで、実家で当たり前のように脱衣所が存在する生活をしていたけど、実は必須スペースではなかったのだと今日初めて気づいた。服なんて部屋で脱げばいいじゃない。

 

今日は節分でしたね。

豆撒きましたか?わたしは撒きました。

てのひらに数粒の豆をあつめ、暗闇に向かって投げ放つ。豆は闇の中に散り散りになって消えてゆくけれど、最後にはアスファルトにビタンと打ちつけられた音がこちらに返ってくる。

豆を思いきり投げつけるのは右利きだったんだなあと知った。

「福は内」で部屋に投げる用の豆は、普通の福豆だと散らばってしまい掃除が大変なので、今年は落花生を使用した。これなら投げた数が把握しやすいし、すぐに見つけることができる。

リビングや玄関で豆を撒いていき、さいごに自分の部屋で「福は内」の落花生を投げたとき、いくつかの落花生が重なるようにわたしの布団の上に乗っかった。その様子が「犬が体調悪い時の白いうんち」にそっくりだった。本物だったら絶叫ものだが、幸い偽物だったので、ちゃんと素手で拾っておいしく食べた。

 

節分関係ですごい印象に残ってる話がある。

友だちには少し年の離れた妹いて、一緒に豆撒きをすると、妹は「福は内」で部屋に投げてちらばった豆を床から拾ってそのまま食べる というエピソードがとても記憶に残っている。たしかに、部屋もきれいになるし、豆も捨てずに済むから一石二鳥ではあるかもしれないけど。はじめて聞いたときはなんとなく衝撃的だった。

もはや節分じゃなくても、年に何回かはこの話を思い出す。床から一粒一粒拾い集め、手のお皿に乗っけて、床に落ちたやつだからいちおうふーふーしてから食べるのかな… なんて想像してしまう。

 

昨日発送したひだりききクラブの句集が、徐々に届き始めているようで嬉しいです。(お待たせしました…!)

北は新潟、南は福岡まで、いろんな場所に住んでいる人たちが注文してくださっていて、発送準備をしているときに宛名を見ては、とても不思議な、だけど感慨深い気持ちにもなりました。どこか遠くに住んでいる人が、わたしたちの存在を知っていて、ひだりききクラブの自由律俳句集を読みたいと思ってくれていること。注文数や住所という目に見えるかたちになって、改めて感謝の気持ちとこれからのやる気を実感しました。そしていまは、Twitterでの「ZINE届いたよ」という報告があたたかい。

本当にありがとうございます。大切にします。

 

いつかわたしたちの自由律俳句集がどこかの町の本屋さんに並んだらなと思います。これは今年の目標にしよう。

 


2月27日にある出雲にっきちゃんの生誕イベントのチケットが発売開始しました!

さっき見たときに残りわずかだったので、ブログを更新した時にはもう売り切れているかもしれませんが… すべりこめる方はぜひ今夜中にお申し込みを、、!

 

で は 🍥