夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

お酒の魔法に憧れる

 

わたしもお酒が好きだったらなと思う。

 

大人の年齢になって早3年半ほど経つけれど、お酒が飲めない。

 

おそらくこの3年半の総飲酒量は、 超酒好きの人が3日間くらい本気でアルコールを摂取したら普通に超えられるくらいの量だと思う。

(…それはさすがに盛りすぎかもしれないけど、気持ち的にはそのくらいしか飲んでない)

 

体質的に飲めないのではない。

両親とも日常的にお酒を飲むし、半年くらい前に20歳になった妹はすでにめちゃめちゃ飲酒をしまくっている。

 

ではなぜ飲めないのかというと

 

…わからない。

 

飲まないので体がアルコールに慣れていないから飲めないというのが1番だけど、そもそもお酒飲みたいなと思うことがあまりない。

だから飲まないし、ずっと飲めないまま。

そんな自分がちょっと残念。

 

 

「飲みに行こう」という言葉が仲良くなるキーワードとしてあるくらい、みんな当たり前にお酒を飲んでいる。

 

お酒の力を借りて、お酒の席、お酒が回る、お酒は20歳になってから。

 

「お酒の力を借りて」には憧れる。

お酒を飲んだらいつもと違う自分になれたり、強くなれたりするなんて、ほぼ魔法じゃないか。

 

いろんなものを見たり読んだり、出かけたり話したり、ゆっくりと時間をかけてかき集める勇気もあれば、お酒の魔法で一気に乗り越えられる勇気もあるのかなと思うと、ちょっとズルいしうらやましい。

 

すべてがお酒の魔法で解決できるわけではないし、お酒の力をよく借りる人でも、日々の経験からじっくりと力を集めることをしているのはわかっている。それに、みんながみんな魔法を求めてお酒を飲んでいるわけではない。

だけど、ひとつの選択肢として両方の力を臨機応変に使い分けることができたらもっと良いのになと思う。サイコロが2つになったみたいな。いまのわたしは頑張っても6しか出せない。

 

と、お酒が飲める人に憧れてはいるものの、別に飲めなくても死ぬわけじゃないし、見た目的にも明らかに飲めない人オーラ出てるしいいや、とも少し思っている。

今はまだサイコロ1つだけでもいいですか。

 

 

我が家にはだいたい父が飲むビールの缶が数本と、母が飲む缶チューハイ2本が常備されている。

自分の缶チューハイがなくなると、母はちゃんとスーパーで2本だけ買ってきて補充をする。

 

今日も母がチューハイを2本買ってきていた。

そして冷蔵庫にしまう時こんな会話をした。

 

 

「お酒好きだね」

 

「こんなの別に普通でしょ」

 

「でもわたしよりだいぶ飲んでるじゃん」

 

「私は大人なんだから、そりゃそうでしょ」

 

 

わたしも大人だよ。

 

 

 

今日の1枚。

 

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お米を研いでいる時の自分の手が、白く透き通っていてきれいだった。

 

ちなみにわたしはコーヒーも飲めない。