夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

ふつうの靴を履いて出かけよう

 

今日、サミットに行ったら「ずっと片思い」「想いは届かない・・・」のようなフレーズが天井から聴こえてきた。普通は「バレンタイン・キッス」か「チョコレイトディスコ」じゃないのか。そんなサミットのこと好きになっちゃった。切ないね。

 

入口付近のひなまつりコーナーにとても可愛らしい金平糖があった。部屋の机の上に飾ったら、かわいくて良い気持ちになれるだろうなと思って手に取った。わたしは必要・便利・安価なものよりも、不必要・不便・割高でかわいいものばかり買ってしまう。今回も完全にビジュアルだけですごくほしくなったけど、「節約しなきゃな…」と思って買うのをやめた。

可愛くて見るたびに嬉しい気持ちになるのものを買うのは、自分にとって大切なことだけど、そういうものばかり買うとお金がたくさん減ってゆく。手に取った金平糖をじっくりと眺めながら、「自分の大切にしたいかわいいものたちを買う機会が生活のために消えていったら…?」という最悪がよぎったけれど、現状わたしは可愛いものにまみれているのでしばらくは我慢しても平気そうだ。今日も服と髪型が可愛かった。

こうして435円の金平糖を我慢し、いつもとちがう味のお茶漬けを買い物カゴに入れた。

 

節約とかなんとか言っているけど、メルカリでピンクハウスのサスペンダーと靴を買ってしまいました。しかし靴もサスペンダーも必需品なので良いでしょう。(しかもサスペンダーはメルカリのポイントで買ったからなおさら許せる)

 

愛用しているナースシューズがボロボロになってきたので、昨日から新しい靴をネットで探していた。

わたしは人より少し足が小さい(22.0cmくらい)ので、サイズが合う大人用の靴があまりない。あってもデザインが気に入らなかったり、手持ちの服に合わなかったりして、なかなか靴を買えずにいた。

その悩みを解決してくれたのがナースシューズだった。ナースシューズはすごい。まず立ち仕事用に作られた靴だから、クッション性に優れている。いくら旅先でアスファルトを歩き回ろうとも全然足が疲れない。デザインもシンプルかつスニーカーほどの存在感がないので、わたしの持っている可愛い服にもカジュアルな服にも、白タイツにだって似合う。

そんな理由でナースシューズに出会ってからは、靴選びに対して抱えていた悩みが解消されたし歩きやすいし、同じものを6代に渡って2年以上も愛用し続けていた。

 

ナースシューズに対する信仰が厚い一方で、「ナースシューズを外で履いてるのっておかしいんじゃないか」という思いもあった。おそらくその疑惑は正しい。わたしの足元はおかしい。デザインは普通の靴でも、それがナースシューズだったらおかしいのだ。ナースシューズを外で履いている人なんて、どこを探してもいない。医療従事者でもいない。

 

たぶんわたしは靴を探すのがすごく下手で、色々考えすぎて異常になってたんだと思う。ナースシューズがボロボロになるたびに、「今回こそは普通の靴を買おう」とは考えていたけれど、また新たにサイズとデザインが良い感じの靴を探すのが面倒だったので、安定のナースシューズに甘えていた。

だけど本当に、今回こそはナースシューズは卒業して本物の靴を履く。なんとなくそういう決意が芽生えたタイミングだった。

だいたい、わたしは服が好きなくせに、靴にお金を掛けたくない気持ちが強すぎるのだ。そのせいで1足だけでどんな服にも合うナースシューズを信仰しすぎていた。人ってふつう、靴を何足か持っていて、その日のファッションに合わせて靴を変えるものだ。自分が靴に金を掛けたくなさすぎるせいで、そんな当たり前のことまで忘れていた。

 

GUで白い厚底のスニーカーと、メルカリでリボンのついたピンクのスニーカーを買った。今年の春はやっと正常な足元で生きていける。

 

 

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ひなまつりの金平糖は我慢したけれど、バレンタインなのでいちばん好きなチョコレートを買った。

 

すごい好き…

 

 

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やっぱり2年間お世話になったナースシューズの歩き心地の良さと便利さを考えると、このままお別れするのは惜しすぎる。