憧れの銭湯通い
昨日、お風呂の給湯器が壊れた。
泡立てたシャンプーを流している時、なんかシャワーがぬるいなと思ったら、給湯器の画面が完璧に消えていた。「運転」ボタンを押したら、一瞬画面が光ったけど、またすぐに消えた。
なんでよりによって、頭に泡がたっぷり残っている時なんだよ… と思いながらも、引き続き泡を流していたら、またシャワーの温度は41℃くらいに戻った。幸いなことに、わたしがお風呂を出るまではずっとお湯が出てくれていた。本当によく頑張ってくれたと思う。
良かったのはわたしまでだった。
妹と父は水風呂に入ったらしい。
母は、3口コンロのうちの2口でお湯を沸かし、さらにティファールにも水をなみなみ注いで沸かしていた。それが沸騰する前に浴槽に持っていって貯め、キッチンで沸かしては浴槽に貯めて、を何往復もしていた。
貯めたお湯をシャワーの水で薄めて、頭と体をなんとか洗ったらしい。なんて骨の折れる入浴なんだ。全くリラックスできない。
今日、わたしは銭湯に行った。
実家で暮らす子供というのは幾つになっても呑気なもので、給湯器が壊れたというプチ事件に対しても、「お風呂が壊れたから銭湯通いをするという理想的なシチュエーションが体験できる!」なんて考えていた。嫌な子供。
それを母に話したら、「私だってお風呂が壊れて銭湯通いなんてテンション上がるよ!」と言われた。
発言が呑気すぎて怒られるかなと思ったのに、親子だった。
憧れの銭湯通いだったけれど、ご時世的に手放しでは喜べない。今じゃなかったら、もっと楽しみにできたのにな。しかも、大きなお風呂に入れるのは良くても、毎日500円近く銭湯代に消えるのはちょっと痛い。
でもこれを機に近所の銭湯とか、いろいろ開拓していけたらいいなと思う。
トイレバス別一軒家なのに、実質風呂無しという異常事態をできれば楽しんでいきたい。
今日の1枚。
きらきらゼリーのすごいきらきらなところ
父は外から帰ってきた時の暑さの勢いで、今後も水シャワーで凌ぐらしい。大丈夫か。
妹は昨日の夕方に水風呂に入ってバイトに出かけて以来、家に帰ってきていない。気持ちはわかる。
本当に、いまが夏で良かった。