夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

ゴーヤチャンプル・アピール

 

畳屋でパンを買ったり、素麺を茹でたり、コメダのクリームソーダを作ったりした日だった。

 

コンビニの前で、

 

「花火買ってあげたら?」

 

「ん?」

 

「だから、花火買ってあげたら?」

 

「ん?」

 

「花火、買ってあげたら?」

 

というやりとりを、おじいちゃんと、その息子と思われる 小さい女の子を連れた男性がやっていてた。夏の会話だ。

 

スーパーではゴーヤが70円で売っていた。

 

この平凡な地域密着型スーパーにもゴーヤって売っているんだなと思った。ゴーヤは大きなイトーヨーカドーやイオン、もしくは沖縄にしか売っていないものだと思っていた。

 

突然のレア食材との出会いに、この勢いでゴーヤを買ってみてもいいかもしれないと考えた。

ゴーヤを買ったら、ゴーヤチャンプルを作るつもりだ。しかし、ゴーヤチャンプルなんて小学校の給食以来食べていなかったので、ゴーヤの他にどんな食材が必要なのかわからなかった。

 

スマホを取り出し、「ゴーヤチャンプル レシピ」と検索した。

 

スーパーでスマホを開くのには勇気がいる。

 

デパートなら、人の迷惑にならなさそうな壁際やベンチに行って調べ物をすれば良いが、スーパーにはそういった壁やベンチが存在しない。

そのため、ゴーヤのコーナーでスマホを開くしかなかった。その際には、邪魔にならないよう人の往来に気を配り、さらに「なんでゴーヤの前でスマホいじってるの?」「あの子、ゴーヤの前でわざわざLINEしてるわけ?」と思われないようにゴーヤチャンプルのレシピを調べなければならない。

さらに近くに人が通った時には、LINEをしているのではなく、レシピを調べてますアピールができるように、低めの位置でスマホを構えた。

ゴーヤの前でじっと立ち止まってLINEをしてるなんて思われたら、他の買い物客のことを全く考えていない超迷惑客だと勘違いされてしまう。

 

でも、レシピを調べているのも迷惑だ。

 

 

ゴーヤは苦いから買わなかった。

 

 

 

今日の1枚。

 

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コメダ珈琲ごっこ

 

 

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彫り深めのソフトクリーム

かっこい〜

 

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上から

 

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大変美しくできました

 

 

どうしてもコメダのクリームソーダに近づけたかったので、丸いアイス(スーパーカップをくり抜く)じゃなくてソフトクリームを買った。

 

ローソンのソフトクリームを購入し、ソフトクリームの上の部分だけをナイフでくり抜いてメロンソーダの上に乗せました。

 

残りの下半分は、蓋をして冷凍庫に保存した。

夜中だけどコント番組見ながら食べようかな…。