夏の早朝

空想や妄想をしてみたい。

良いチャーハンをたべた

 

今日は昼にセブンイレブンの、カップ麺みたいなかたちのカップに入ったチャーハンを食べた。わたしは丸いチャーハンか、平らなチャーハンしか知らないので、円柱形のチャーハンは珍しく、あたらしい食べもののように思えた。セブンのチャーハン美味しい。かわいい、おいしい、好き。(これがnoteにも書いた"自分映え"なんだと思います かにぱんに関しても同じ)

 

プラスチックのスプーンでたべた。

それから夕方には隣の駅まで歩き、電車のなかで先週好きになった曲を聴いてインターネットをした。

スープストックって、来る人来る人みんな女性だなと思って、Twitterで「スープストック 男」と検索してみたら、「女性にとってのスープストックは男性にとっての吉野家みたいだ」というツイートを見つけた。とても吉野家がたべたい。 

 

 

2月28日にせきしろさんと又吉直樹さんとひだりききクラブで「自由律俳句を鑑賞する夜2」というイベントに出ます。

Twitterでは普通っぽい温度で告知をしてますが、、これはヤバすぎるよね… 本当は興奮をそのまま文字にしたかったけれど、いつもの考えすぎでできなかったです。こんなにも心はヤバいのに。

せきしろさんからは以前からお話をいただいていたのですが、又吉さんが出演されると知ったのは、告知とほとんど同じタイミングでした。句集や、小説やエッセイを読んでいた人たちと同じイベントに出られることになるなんて。わたしの人生にこんなスペシャルがあって良いのだろうか…と思った。嬉しさと驚きで、ブワッと心と脳からなにかが出た。にっきちゃんにはやく会いたいです。

 

わたしが自由律俳句と出会ったのは去年の5月でした。きっかけは、かが屋の加賀さんと白武ときおさんの「エロ自由律俳句」だったのですが、よりのめり込むことになったのが、せきしろさんと又吉さんの『カキフライが無いなら来なかった』との出会いでした。3月には3作目の『蕎麦湯が来ない』が出たばかりでしたが、どうしても1作目の「カキフライ」から読みたくて、しかも通販じゃなくて本屋さんで買いたくて、ハシゴした4軒目の本屋さんで手に入れました。

家まで待ちきれず、帰りの電車で本を開きました。そこには今まで読んできた小説やエッセイでは見たことのないようなたっぷりの余白のなかに、自由律俳句がぽつりと並んでいた。1つ目の句を目にした時から、直感的に「わたしは自由律俳句というものがすごく好きかもしれない」と思いました。以前せきしろさんが「自由律俳句はiPhoneのちょっと動く写真」と表現していましたが、まさにそんな感じ。どこかにある、誰かやわたしが見た情景が、文字を通して様々な形で伝わってくるような。実際に見た場所、架空のきもち、音声、におい、光、味とか… たった数十字くらいの文字列なのにこんなにも豊かな表現ができるのかと感銘を受けました。自分にとって、目が醒めるような新しい出会いでした。それまで俳句や歌詞以外の詩に全然共感できないし、興味もなかったのでなおさら衝撃で、というか自分が詩歌類を好きになれる人間だったことにも驚きました…。そして、なぜだか不意に「カキフライの面白さがわかる人と結婚したい……」と思ったことを覚えている。自由律俳句面白すぎる…。

 

先週の日曜日、せきしろさんの『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』を読みました。

せきしろさんの高校時代〜高校卒業後に上京、ハガキにのめり込んでいく日々が書かれたエッセイです。この本めちゃめちゃ面白いのでみなさまぜひ読んで…。

ラジオのネタコーナーの分析からハガキの書き方、出すタイミングなどの戦略的な部分は、職人でない側の自分にとっても興味深くて勉強になります。あのハガキ職人もこんなふうにネタメール考えてるのかな…。自意識や孤独、趣味の合う人に出会えたときの高揚感や、鍵穴から差す光みたいな世界との接点も… 読んでいて共感や憧れがありました。大昔にアイドル活動をしていたとき、わたしにはアイドルしか社会が存在してなかったので、それを思い出した。

 部屋のドアを開けて外に出た瞬間や、散歩の途中で昔のことを思い出すという場面が何度か登場します。そういったところに、せきしろさんの自由律俳句との繋がりを感じて、なんというか すごく良かったです。勘違いかもしれないけど、「この場面って、あの本のあの句じゃない…?」と自分の中で繋がったとき、とても嬉しかったのです。本を読み終わった時にも、「ああ、あの自由律俳句を作ってる人と同じ人だな」と、ふしぎと安心するような感覚がありました。本編の終わり方がすごく好きで(わたしは特に最後の3行が好きです)、当時の憂鬱や情熱や自意識がほの薄く残り続けているような読了感です。そしてカバーの青がよく染みる…

 

せきしろさんのエッセイがすごく面白かったから、流れで急に読書感想文を書いてしまいましたが、とにかくイベント楽しみなのでぜひ観てくださいと言いたかった。一緒に自由律俳句を鑑賞しましょう。

 

最近また考えすぎの波が来ているのですが、なぜだかそれが美味しいみたいな 良い波な気がしています。旨味になるためのやつであってほしい。チャーハンみたいな。

 

 

で     は 

 

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昨日の雪です

 

 

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